【CSS設計】信頼感が増すフッターデザインの法則|3カラム構成とスマホ表示の最適化事例

物理的な「安心」をWebの「信頼(E-E-A-T)」へ
Googleが重視する評価基準「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)」。
実店舗やオフィスにAED(自動体外式除細動器)のような安全設備を導入することは、物理的な安心感だけでなく、Webサイト上でも「実在する信頼できる組織」であることを証明する強力なコンテンツになり得ます。
しかし、実装方法を誤ると、サイトの利便性(UX)を損なうことになります。
今回は、情報の追加と利便性を両立させた「3カラムフッターの設計思想」と「CSSによるレスポンシブ制御」の実例をご紹介します。
課題:情報量が増えるとフッターが散らかる
クライアント様より「AED設置のお知らせを掲載したい」というご要望をいただきました。 しかし、既存のフッターにバナーを単純に追加するだけでは、以下の問題が発生します。
- PC表示: 余白のバランスが崩れ、素人っぽい見た目になる。
- スマホ表示: 要素が縦に積み上がりすぎ、最下部の「コピーライト」や「お問い合わせボタン」まで遠くなる。
そこで、「情報を整理する3カラムレイアウト」と「パーツのコンポーネント化」を行いました。
解決策1:視線を整理する「3カラム」設計
フッターの情報を以下の3つの属性に分類し、CSS Grid(またはFlexbox)を用いて横並びに配置しました。
- 基本情報(ロゴ、住所、連絡先)
- サイトマップ(主要ページへのリンク)
- 付加価値エリア(AED設置情報、SNS、認定マークなど)
人間の視線は左から右へ流れるため、「誰が(会社情報)」→「何をしている(付加価値)」という順で自然に信頼性をアピールできます。 特に今回は、会社概要ページのマップ付近にも同内容を配置し、サイト全体で情報の整合性を取っています。
解決策2:スマホ表示のUXを守る(CSS orderプロパティ)
スマホ(SP)表示では、3カラムが1カラム(縦積み)になります。 この時、HTMLの記述順のままだと「AED情報」が「お問い合わせボタン」より上に来てしまい、コンバージョン(CV)への導線を阻害する恐れがありました。
そこで、CSSのorderプロパティ(Flexbox/Grid)を活用し、HTML構造を変えずに表示順序だけを最適化しました。
/* 実装イメージ */
@media screen and (max-width: 768px) {
.footer-container {
display: flex;
flex-direction: column;
}
/* 重要なコンタクト情報を優先表示 */
.footer-contact {
order: 1;
}
/* 付加価値情報は補足として配置 */
.footer-aed {
order: 2;
}
/* その他リンク */
.footer-links {
order: 3;
}
}
これにより、スマホユーザーには「まず連絡先(CV)」を見せ、その信頼性の裏付けとして「AED情報」を見せるという、理にかなった動線を実現しています。
解決策3:運用コストを下げる「コンポーネント管理」
今回の実装では、WordPressの特定テーマ機能(Themify BuilderのLayout Parts等)やテンプレートパーツを活用し、フッター部分を「共通パーツ」として独立管理しています。
- 電話番号が変わった
- バナーを差し替えたい
こうした修正が発生した際、1箇所のパーツを編集するだけで全ページに即座に反映されます。 初期構築時に「運用しやすい設計(共通化)」をしておくことは、長期的に見てクライアント様のメンテナンスコスト削減に直結します。
まとめ
Webサイトの改修は、単に「要素を追加する」だけではありません。
- E-E-A-Tを意識した情報の優先順位付け
- デバイスごとのUXを考慮したCSS設計
- 将来の運用を見据えたパーツ管理
これらを総合的に設計することで、初めて「成果につながるWebサイト」になります。
当方では、こうした設計思想に基づいたWordPressサイトの構築・カスタマイズを承っております。 「今のサイト、なんとなく使いにくい」「情報の整理ができていない」とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

コメント