PageSpeed Insightsのスコアは計測のたびにブレる!

正しい使い方・読み方・注意点を解説
まめすけ設定を変えていないのにスコアが10点下がった…



さっき83点だったのに今計測したら72点になってる!
PageSpeed Insightsを使い始めると、こういった経験をする方が多いと思います。実はこれ、あなたのサイトが悪化したわけではなく、PageSpeed Insightsの仕様によるものです。
このブログ「ウェブlog」での速度改善検証中にも、同じ設定で計測するたびにスコアが変動する場面が何度もありました。この記事ではPageSpeed Insightsのスコアがブレる理由と、正しい使い方・読み方を解説します。
PageSpeed Insightsのスコアがブレる3つの理由
① ネットワーク状況による影響
PageSpeed Insightsはモバイルの計測時に「低速4G回線」をシミュレートして計測します。このシミュレーションはGoogleのサーバーから行われますが、計測タイミングによってネットワーク状況が微妙に変わります。
同じサイトでも通信が混雑している時間帯と空いている時間帯では、数秒単位で結果が変わることがあります。
② サーバーの負荷状況による影響
計測タイミングによってサーバーの負荷状況が異なります。アクセスが集中している時間帯は応答が遅くなり、スコアに影響します。特に共有サーバーを使っている場合はこの影響を受けやすいです。
③ Googleのサーバー側の変動
PageSpeed Insightsのスコア算出はGoogleのサーバーで行われますが、このサーバー自体の負荷状況によっても結果が変わることがあります。同じ条件でも計測タイミングによって5〜10点程度の誤差が生じます。
PageSpeed InsightsはLighthouseというツールをベースにしており、公式ドキュメントでもスコアの変動があることが明記されています。
実際のブレの例(このブログでの計測記録)
ウェブlogでの速度改善検証中に同じ設定で複数回計測した結果を見てみると、スコアのブレがよくわかります。
| 計測タイミング | スコア | FCP | LCP |
|---|---|---|---|
| OMGF導入後・1回目 | 83点 | 1.1秒 | 4.5秒 |
| OMGF導入後・2回目(キャッシュクリア後) | 62点 | 3.4秒 | 9.7秒 |
| OMGF導入後・3回目(再計測) | 71点 | 1.8秒 | 8.7秒 |
同じ設定・同じサイトで計測しているにもかかわらず、83点→62点→71点と大きく変動しています。



83点が表示されたときは思わず喜んだけど、2回目の計測で「えっ?」って振り回されちゃいました。
最初の83点が「本来の実力」に近い数値で、その後の変動はネットワーク状況などの外部要因によるものです。
PageSpeed Insightsの正しい使い方
① 複数回計測して平均を見る
1回の計測結果だけで判断しないことが重要です。同じ条件で3回程度計測して、平均値や傾向で判断しましょう。
- 3回計測して最高・最低・中間を確認
- 大きく外れた値は除外して考える
- 「大体70〜80点台」という範囲で把握する
② 設定変更前後を同じ条件で比較する
速度改善の効果を正確に測るには、変更前と変更後を同じ条件で計測することが重要です。
- 計測は必ずキャッシュクリア後に行う
- 変更は1つずつ行い、その都度計測する
- 時間帯をできるだけ揃える(深夜は比較的安定しやすい)
③ 総合スコアより各指標を見る
総合スコアは複数の指標を合算したものなので、どの指標が悪化しているかがわかりにくいです。
| 指標 | 意味 | 目標値 |
|---|---|---|
| FCP | 最初のコンテンツが表示されるまでの時間 | 1.8秒以下 |
| LCP | 最大要素が表示されるまでの時間 | 2.5秒以下 |
| TBT | メインスレッドがブロックされた合計時間 | 200ms以下 |
| CLS | レイアウトのずれ | 0.1以下 |
| Speed Index | ページがどれだけ速く視覚的に表示されるか | 3.4秒以下 |
例えばスコアが下がった場合でも、LCPだけが悪化していてFCPは改善していれば、「画像の読み込みに問題がある」と特定できます。各指標を見ることで改善すべき箇所が明確になります。
④ シークレットモードで計測する
ブラウザの拡張機能がページの読み込みに影響することがあります。シークレットモード(プライベートブラウズ)で計測することで、拡張機能の影響を排除できます。
⑤ モバイルとPCの両方を確認する
PageSpeed Insightsはモバイルとデスクトップで別々にスコアを表示します。GoogleはモバイルファーストインデックスでモバイルのスコアをSEOに重視するため、モバイルスコアの改善を優先しましょう。
モバイルスコアはPCより20〜30点低くなることが多いです。モバイルで70点以上を目標にするのが現実的です。
PageSpeed InsightsのスコアとSEOの関係
「スコアが高いほどSEOに有利」と思っている方も多いですが、正確には少し違います。
GoogleがSEOの評価基準として使っているのはPageSpeed InsightsのスコアではなくCore Web Vitalsという実際のユーザー体験データです。
| 項目 | PageSpeed Insights | Core Web Vitals |
|---|---|---|
| データの種類 | ラボデータ(シミュレーション) | フィールドデータ(実際のユーザー) |
| SEOへの影響 | 間接的 | 直接的 |
| 確認場所 | pagespeed.web.dev | Search Console |
PageSpeed Insightsのスコアを上げることはCore Web Vitalsの改善にもつながりますが、スコアの数字そのものがSEOランキングに直結するわけではありません。



あくまで参考にってことだね
大切なのは「実際のユーザーが快適に閲覧できるか」という体験の改善です。スコアはその指針として活用しましょう。
まとめ
PageSpeed Insightsを正しく使うための5つのポイント
- 1回の計測で一喜一憂しない → 複数回計測して傾向を見る
- キャッシュクリア後に計測する → 正確な結果を得るために必須
- 総合スコアより各指標(FCP・LCP・TBT等)を見る → 問題箇所が特定しやすい
- シークレットモードで計測する → 拡張機能の影響を排除
- モバイルスコアを優先する → SEOへの影響はモバイルが主軸
スコアのブレを理解した上で使うと、速度改善の効果を正確に把握できるようになります。「設定を変えたのにスコアが下がった」という焦りも減るはずです。










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