WordPressサイト開設の第一歩｜ドメイン名選びで失敗しないためのガイド

2025年9月24日

ドメインってなんだ？

.comとか.jpとか何が違うの？何を選べばいいの？

レンタルサーバーが決まり、Wordpressをインストールしようとしたらぶつかるのがドメイン選びではないでしょうか。

ドメインとは、あなたのウェブサイトの「住所」であり、ユーザーがあなたのブログにたどり着くための入り口です。

しかし、このドメイン選びを安易に考えてしまうと、後から取り返しのつかない問題に発展する可能性があります。なぜなら、一度取得したドメインは、基本的に変更できないからです。

もしドメインを変更しようとすると、それまでに積み重ねてきたGoogleからの評価（ドメインパワー）がリセットされ、検索順位が大幅に下がってしまうリスクがあるのです。

そうならないためにも、この記事でドメイン選びの正しい考え方を学び、あなたのブログを成功に導くための第一歩を踏み出しましょう。

失敗しないための「ドメイン3つの黄金ルール」

ドメイン名を選ぶ際には、ユーザーに親しまれ、信頼されるサイトにするための3つの黄金ルールがあります。

ドメイン名を見ただけで、どんなブログなのかがわかるように、テーマやキーワードを含めることが大切です。

例えば、料理のブログなら「cooking-blog」や「recipe-book」のように、ブログの内容を連想させる名前にすることで、ユーザーに安心感を与え、印象に残りやすくなります。

意味のない文字列の羅列は、ユーザーに不信感を与えてしまうので避けましょう。

ドメイン名は、短くてシンプルなものが理想的です。

文字数の目安は15文字以内が推奨されています。長すぎるドメイン名は、入力ミスを誘発しやすくなります。

また、単語を区切る**ハイフン（-）**は読みやすくなりますが、使いすぎるとかえって覚えにくくなるため、一つに抑えるのがおすすめです。

これが最も重要です。

もし選んだドメイン名が、すでに存在する会社名やサービス名（商標）と似ていた場合、法的なトラブルに巻き込まれ、最悪の場合、ドメインが使えなくなってしまう可能性があります。

ドメインを取得する前に、必ず無料で利用できる商標検索サービス「特許情報プラットフォーム J-PlatPat」などで確認するようにしましょう。

ドメイン名の末尾にある「.com」や「.jp」の部分を**トップレベルドメイン（TLD）**と呼びます。

このTLDの選び方一つで、あなたのブログの信頼性やターゲットが変わってきます。

SEO（検索エンジン最適化）において、TLDの種類が直接的なランキング要因になることはありませんが、ユーザーの信頼に繋がることで、結果的に良い影響を与えることがあります。

ドメイン選びには、特に初心者が陥りがちな2つの危険な落とし穴があります。

過去に誰かが使っていた中古ドメインは、一見するとSEOに有利に思えるかもしれません。しかし、過去にスパム行為などでGoogleからペナルティを受けていた場合、その悪い評価も引き継いでしまいます。

初心者が中古ドメインの履歴を見極めるのは非常に難しいため、リスクを避けるためにも、新しいクリーンなドメインを取得することをおすすめします。

ドメイン名に数字を入れることは、ユーザーが入力ミスをしたり、スパムサイトと勘違いしたりする原因になります。

また、不自然な文字列の羅列は、ユーザーからの信頼を損なう可能性があります。

特別な理由がない限り、半角英数字とハイフンのみで構成するようにしましょう。

もしあなたが考えた理想のドメイン名がすでに使われていても、諦める必要はありません。冷静に以下の代替案を検討してみましょう。

TLDを変えてみる：「〇〇.com」が取れなくても、「〇〇.net」や「〇〇.jp」が空いている可能性があります。
キーワードを追加してみる：「〇〇」が取れなくても、「〇〇-blog」や「〇〇-media」のようにキーワードを追加することで、よりブログの内容を明確にすることもできます。
ハイフンを上手に使う：「myblogname」が取れなくても、「my-blog-name」のようにハイフンを入れることで、可読性を高めつつ、新しいドメインとして取得できます。

感情的にならず、これらの代替案を客観的に比較し、あなたのブログのコンセプトに合ったドメインを選びましょう。